2019年2月14日木曜日

日刊サンコラム49:住居の一部を賃貸できる制度(ADU)について

できることなら不動産投資がしてみたいと思う方は多いかと思います。
例えば、カカアコの新築コンドミニアムを
投資目的で購入するのはハードルが高いですが、
すでに所有している持ち家を活用し、その一部で賃貸収入を得ることができます。
今回はその制度であるADU(Accessory Dwelling Unit)についてご紹介致します。

Accessory Dwelling Unit

敷地面積が3,500 sqft以上であれば可能


細かな規定はありますが、
通常ADUは敷地面積が3,500 sqft以上であれば最大400 sqftまで、
5,000 sqft以上であれば800 sqftまで、新たに追加の部屋を増築することができます。

800 sqftもあれば楽々と2 Bedroomの部屋は作れます。
ご自宅のエリアにもよりますが、かなりの副収入となるのは間違いないでしょう。

オハナとは違う


昔からハワイではオハナという制度があります。
一つの敷地に対して、二つの家を建設することができる制度ですが、
これは二世帯住宅のみを想定しており、
地主と血縁関係のある人のみ居住することが許されています。

その他、一軒家の一部屋だけを貸し出したりすることは
違法となりますので十分ご注意下さい。
家を丸ごと貸し出すか、
ADUの許可を得て貸すかしか現在の法律では認められていません。

大規模な工事は不要


現在必要十分な家の広さがあれば、ADUとして敷地内に別途家を建設する必要はありません。
もちろん、プライバシーの問題からも、
離れである方が賃貸としては魅力的かと思いますが、
予算や敷地面積の都合上難しい場合もあるでしょう。

現在の家を改築をし、新たに玄関やキッチンを作り、
母屋との間仕切りを用意するだけでADUとして成立するケースも非常に多いです。

敷地に余裕がある場合や、使っていない部屋がある方は、
一度建築士にご相談されてみてはいかがでしょうか。

日刊サンコラム49:住居の一部を賃貸できる制度(ADU)について

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