2015年10月6日火曜日

日刊サンコラム8:不動産購入時の注意点

中古物件購入時の注意点


大半の方にとって住宅購入というのは、人生において最も高額な買い物となると思います。
それだけでなく、最も長い時間を過ごす場所になるので、
失敗をしたくないのは皆さん同じですよね。

投資目的や、商業利用の場合にも同様に慎重になるかと思います。
購入の決め手となるのは大体、
立地の良さや周辺環境、面積、間取り、デザイン(内装含)といったところかと思います。
上記すべてが気に入った物件であっても、
建築的に問題があると後悔することになってしまうので、事前に十分チェックするようにしましょう。

何を見ればよいのか

中古のモノを買う際は、車でも何でもそうだと思いますが、
基本は「すべて試してみる」ということです。

ドアや窓は全部開け閉めをし、電気もすべてつけてみて、
水道もお湯を出してみたり、バスタブに水を溜めてみたり、動くものはすべて動かしてみて下さい。

そこで少しでも違和感があったら徹底的に調べます。
気になる点があった場合、できれば建築士や工務店等、専門家を呼ぶことをお勧めします。

例えばドアが開きづらいものがあった場合、単にヒンジが錆びているだけなら良いのですが、
建物全体がゆがんでいる可能性があります。
また、内外壁に斜めにヒビが入っている場合も同様です。

内装のヒビ
内装のひび割れ


傾いた建物を直すのは大掛かりな工事が必要となりますので、
購入を見送っても良いですし、また、その点を交渉材料にし値引きを試みるのも自由です。

また、ハワイではシロアリ被害がとても多いので、特に気をつけましょう。

シロアリ被害
シロアリ被害

もちろん、購入時にInspectorと呼ばれる検査員が調査しますが、
チェックリストに従い現状を報告するにとどまります。
何か問題点を発見した場合、その問題から派生するさらに大きな問題や、
原因となるものまではやはり通常教えてもらえない場合が多いので、
個人でさらに調査をするか判断をしたほうがよいでしょう。

築年数に注意

当然ですが、古ければ古いほど注意が必要になります。
すぐに建て替えてしまう日本とは違い、建物の平均寿命が非常に長いので、
築50年以上の住宅はそこら中にあります。

しっかりとリフォームされていれば、新築よりも安く、
快適に住むことができるので人気があると思います。

ただ、どれだけメンテナンスをしていたとしても、建材には寿命があります。
例えば鉄筋コンクリートの寿命はきちんと施工されたとして80年~100年といわれています。
また、海岸部では塩分がコンクリート内部に侵食し、
鉄筋と反応することで通常よりも早く腐食されてしまいますので、
購入時にはこれらの内容も踏まえた適切な判断が必要でしょう。

専門家を雇う必要は?

一般的に自分でチェックしてみて気になる点がなければ
わざわざ雇う必要性はあまりないと思います。

ただ、大規模な建物や、商業利用の場合には一度相談されることをお勧めします。
建物によってはレストラン等に改築することが非常に困難な場合や、
また、立地によって不可能な場合もあるので十分に注意しましょう。

日刊サンコラム8:不動産購入時の注意点
日刊サン 2015年8月26日掲載

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